ジョニーとのび太のインターンシップ【21卒就活奮闘記】
こんにちは、「PREECY」です。
今回は「21卒理系大学院生の就活奮闘記」第3弾!
【サマーインターンシップ申込編】
就職活動というものは恋愛に例えられることがある。
出会いはご縁であり、実際に入社(交際)してみないとホニャラララとかいうことらしい。
人間界に生を受けてこの方、我がジョニーには惨めな思いを強いてきた。
ほかの男どものジョニーの中には、夜の一線を縦横無尽に反復横跳びし、桃色世界のおしくらまんじゅうに連日明け暮れている不埒な輩もごまんといるにも関わらず、我がジョニーはというとその持ち前の豪腕は鳴りを潜め、愛人たる右手との哀しき自己研鑽に励むのみである。
俺のジョニーは毎晩の自己研鑽をかかさない勤勉家であるが、そんな息子に外の世界を見せてやりたいと思うのが親心というものだろう。
しかし、夜の大海原への船出のときは一向に来る様子はない。俺という不甲斐ない主人を持ってしまったばっかりに、すまないジョニー。今夜も海は大荒れだ。
つまるところ、俺は俗に言う“童貞”というやつなのだ。
色恋沙汰の対岸からカップルどもに石を投げ、人の恋路を邪魔することで飯を三杯食ってきた俺にとって、恋愛に似ているという“就職活動”は少々相性が悪い。
しかし、厳しい現実から目を背けていても事態は好転しない。
とりあえず俺は先日知ったインターンシップとやらから始めてみることにした。
ネットで調べた情報によると “インターンシップ”とは
「学生が就業前に企業などで就業体験をする」
というものらしい。
企業側からすれば、企業の知名度向上や優秀な人材と早期にコンタクトが取れる
学生側からすれば、職場の雰囲気を知ることができ、業界研究・自己分析に役立つ
というWIN-WINの関係なわけだ。
実際に職場の雰囲気を肌で感じることは、大学でパソコンと見つめ合っていても得られない貴重な体験であろう。
俺は以前からある研究機関に興味があった。
もちろんサマーインターンシップはそこに行こうと考えていたので、申込をすることにした。
必要だった書類は
・色んな個人情報を書くやつ
・希望する実習テーマと志望理由
・宿舎貸与申請書
・学業成績証明書
このとき注意しないといけないことが
・なにやら偉い人たちから申込書類にハンコを貰いに行かなければならないこと
・志望理由を書くのは思ったより時間がかかったので、早めに考えておくこと
とりあえず準備を早めに始めよう、ということだ。
また、俺が応募したところのインターンの選考はこれらの書類の提出のみだが、他の企業では面接があるインターンなどもある。
俺は人と会話する際、喋る前に「あっ...」と言ってしまうタイプの『コミュ障』で、その姿はさながら小林製薬である。
そんな俺にとって「面接」がないというのは非常にありがたかった。
そんなことはともかく、とりあえず夏季インターンの申込が終わった。
だが、これで終わりでいいのだろうか。
俺が応募した研究機関は独立行政法人という少し特殊なところである。
そこだけを知って業界全体を知った顔をするのは、劇場版ドラえもんだけを観てドラえもんを語るようなものだ。
実際のドラえもんはそんなバトル展開にならないし、ジャイアンはそんなにいいやつじゃない、のび太さんは相変わらずエッチだ。
ドラえもんを「のび太がエロい」物語と認識している人がいたら、そいつはドラえもんを知っているとは言えないだろう。
そんなわけで俺は次は普通の一般企業にインターンの申し込むことにした。
のび太の本当の姿を知るために...
就職活動ってまずなんなの?【21卒就活奮闘記】
今回は21卒理系大学院生の就活奮闘記第2弾!
理系大学院生の「PREECY」です。
ところで、前回の記事
では、就活関係の記事を書くことが初めてなこともあって終始敬語を使った堅苦しい内容になってしまいました。
でも本当は俺そんなキャラじゃないんだよね
敬語なんてクソくらえ、尊敬語だの謙譲語だのめんどくさいし、文字数多くてエコじゃない。
そんなわけで改めて自己紹介をさせていただきます!!!!
『PREECY』と言います!スラム街の孤児院で育ちました!趣味は墓石ドミノ、好きな四字熟語は『大紅蓮氷輪丸』、人ん家のWi-Fi使ってブログ書いてます!よろしくお願いします。
とりあえず就職活動は早く始めた方がいいだろうってわけで、その「就活」とやらに手を出そうとしたみた。
のだが、就活っていうものをこれまで全く意識したことのなかった俺は困った。
なにしろ「就活」ってやつは何をすればいいのか微塵も分からん。どれくらい分からないかというと、初めてアメリカ大陸を見つけたコロンブスくらい。「え、なんやこれ…」
俺はコロンブスと違って賢いので分からないことはツイッターでエゴサをかけてみた。
ふむふむ。。。
なるほど、「就活」ってのは「死にたい」ものなのか。とりあえず「死にた」くなることから始めてみるかー、、、
「あー、死にてえ。研究はうまくいかねえし、毎日課題に追われてるのに睡眠時間削ってまでこんなクソブログ書いてるし。
なのにそのブログはアクセスが伸びなさすぎて自分で自分のブログ見てアクセス数増えたって喜んでるし、やってることが鏡を初めて見た猿と同レベル。
おまけに彼女なんてできる気配すらねえ。絶賛就活中の女子大生のみなさん、“俺”という就職先の検討、よろしくお願いします。」
こうして俺の「就活」の第一歩は踏み出されたのだった。
・
・
・
「就活」を始めたはいいものの、待てど暮らせど内定通知のメールが来ない。
やはり就活を終えた学生たちが口を揃えて言う通り、「就活」というのは一筋縄ではいかないらしい。
ここで俺は開き直って就職活動に悩んでいるアカウントの鬱ツイートを見て「おう、せいぜい頑張ってくれや^^」と余裕をかましていたところ、こんなツイートを見つけた
「21卒の人らに後悔として伝えたいのはマジでインターンシップには行ったほうがええ。」
は?インターンシップ?
なんやそれコロンブスの船の名前か?
調べてみたところ“インターンシップ”とやらはどうも就職活動において重要なものらしい。
よく分からんがそれ俺もやりたい!
次回
「PREECY、インターンに申し込む」
21卒理系大学院生の就活奮闘記
(この記事は2019年6月に書かれたものです)
就職活動って何をすればいいんだろう、同じく21卒の大学生、大学院生は今何をしているんだろう。
そんな人たちと、ともに就活を闘っていくために立ち上げたのがこの【 21卒理系大学院生の就活奮闘記 】です。
はじめまして、21卒理系大学院生の『PREECY』です。
21卒の学生の就職活動について、現在やっていること、あった出来事、気付いたことなどをこれからリアルタイムで発信していこうと思います。
このブログをこれから更新していくにあたって、まずは軽く自分の紹介を、、、
僕は今年の4月に大学院に進学した理系大学院博士前期課程1年生(いわゆるM1)です。
同じくM1の学生さんなら分かると思いますが、「研究は忙しいし、就活に割く時間なんてない。しかも就活って何すればいいか分かんないし…」
(就活に割く時間はないのにブログを書く時間はあるんだな、という正論はNG)
何事にもおいてもそうですが、就職活動のスタートダッシュは早いほどいい。大手企業の倍率は50〜100倍に登ると言われますが、周りと同じように行動していては落ちるのが当たり前でしょう。
「思い立ったが吉日」、明日から...でなく今から一緒に就職活動を始めてみましょう。
これからこのブログを通して、同じく21卒の大学生、大学院生の方との就職活動に関する意見交換、情報共有をやっていけたらと思っています。
ブログの下部にあるコメント欄にぜひコメントお願いいたします!
今回は自己紹介程度で、具体的な就職活動の内容に関してはまた次回以降に。
それでは。
ONE OK ROCKから聴き繋げる!ワンオク好きにおすすめする洋楽5選
僕はそもそも邦楽、洋楽という括り方が好きじゃない。
邦楽以外全部洋楽なんて、日本どれだけデカいと思ってるんだ傲慢すぎる。
僕自身も洋楽に明るい方ではないが、音楽好きを自称するライブキッズたちでも洋楽を聴くことが全くないという人が少なくない。日本人の洋楽アレルギーは異常だ。
考えられる理由としては
- 英語が分からない
- カラオケで歌えない
- そもそも耳にする機会が少ない
などが挙げられる。
ところで、みなさん「ONE OK ROCK」というバンドはご存じだろうか。知らないはずがない。僕が独自に行った調査結果によると、カラオケでワンオクの曲を歌ったことのある人間はカラオケに行ったことのある人間よりも多い、という驚異的なデータがある。
しかし、ワンオクは歌詞も英語が多めで、曲も素人が歌うにはあまりに難しすぎる。それに加えて最近のワンオクの曲調なんてまさに“洋楽”だろう。メディアへの露出もその人気っぷりにしては少なすぎる。
洋楽が日本で流行らない理由を全てコンプリートしているワンオク、というか逆にこれで日本で売れまくってる方が異常なんじゃないか。
このことから分かるように、ワンオク好きの人たちは洋楽も好きになる素質があると思うんですよ。
そんなみなさんにおすすめしたい、ワンオクと関連のある洋楽5選を紹介します。
目次
- Dance, Dance - Fall Out Boy
- Comlicated - Avril Lavigne
- Photograph - Nichelback
- Stevie Wonder - To Feel The Fire
- A Thousand Miles - Vanessa Carlton
Dance, Dance - Fall Out Boy
Bメロが神がかっている。
Toruの好きなバンドである「Fall Out Boy」
おなじみベイマックスのエンディングテーマ「Immortals」も彼らの曲である。
Comlicated - Avril Lavigne
「Complicated」は2002年に発売された自身の1stアルバム『Let Go』の中の一曲。同アルバムはアメリカで2位、イギリス・オーストラリア・カナダでは1位を獲得し、アメリカ国内で660万枚、全世界で2000万枚を売り上げるメガヒット作である。
アヴリルはワンオクの8thアルバム『Ambitions』の「Listen」でコラボしているが、Toruは昔からアヴリルの大ファンであることを公言していて、初めて会う時には物凄く緊張したんだとか。
ちなみにRyotaの奥さんはアヴリルの実の妹で、2人の間にはかわいい娘さんがいます。お幸せに。
Photograph - Nichelback
先ほどのアヴリルの元夫であるチャド・クルーガーがギターボーカルを務めるNichelbackの「Photograph」
オーバードライブがかかったような声質、男ならこの声に憧れないわけがない。
Stevie Wonder - To Feel The Fire
キリンの缶コーヒー「FIRE」のTVCMタイアップに起用されたスティーヴィー・ワンダーの「To Feel The Fire」
聴いたことのある人も多いのではないだろうか。
この曲をTakaがカバーした際、本家のスティーヴィー・ワンダーを「Takaのパクリだ」と一部の無知なファンが騒いだことで当時少しだけ話題になった。
ほんとにやめようね、そういうの。
A Thousand Miles - Vanessa Carlton
2014年に横浜スタジアムで行われたライブでTakaとRyotaが世界で一番好きな曲であるとしてカバーした「A Thousand Miles」
前奏のメロディーが印象的で、爽やかで美しいピアノ・バラードがたまらないこの一曲。
この曲のONE OK ROCKバージョンはファンならぜっっったいに聴くべき。個人的のこのライブはワンオクのライブ史上一番いいライブだったと思ってる。
(このライブの“欲望に満ちた青年団”も最高)
以上、 ワンオクと関連のある洋楽5選でした。
有名どころばかり挙げたので知っている曲ばかりだったかもしれませんが、知らない人たちが洋楽を聴き始める足掛かりになれればなによりです。
可愛いは正義!女の子が可愛い邦楽MVを紹介します!
突然ですが皆さん、可愛い女の子は好きですか?
美少女顔面研究における世界的な権威である僕の長年の研究の結果によると、一般男性がかわいい女の子を見たときに得られる快楽指数はマリファナのそれに匹敵するとかしないとか。
また、男という性別に分類される人間は身体の構造がミジンコくらいに単純なのでかわいい女の子を見ると、たとえどれだけ重篤な病に侵されていてもすぐに治ってしまう、といったことがよくあったりなかったりする。
つまり「かわいい女の子」という存在は"お薬"だ。
薬剤師や医者などといった職種は"お薬"を扱う仕事であるが、そういった仕事の人間に目を輝かせる女どもの姿を見るとこれはいよいよどっちの"お薬"を扱うのが本業なのか分からなくなってきてしまった。
今回の記事は「可愛い女の子出演MVを紹介」というものだが、
「可愛い女の子出演って紹介してるのに全然かわいくないじゃん。」
そんな読者のみなさんの声が聞こえてきた。
いますよね、修学旅行とかで自分たちの好きな子や可愛いと思う子の話をしてるときに「いや、俺はそんなにかわいいと思わないなー」ってなぜかドヤ顔で水差すやつ。
お前がかわいいと思っていなくてもそもそもその子はお前みたいなやつ眼中にねえよ。
そんな拗らせ系イキリ陰キャのみなさんのために僕がかわいい女の子が出演する邦楽MVを5つ紹介していこう。
続きを読む
ONE OK ROCKってTaka以外要らなくないですか?
この記事を読者の皆様が読んでいる頃には、僕はもうこの世にはいないことでしょう。お母さん、お父さんごめんなさい。一足先に行かせてもらいます。
この記事が公開されてしまえば僕はすぐさま本名住所電話番号学生時代の卒アル写真から過去の恥ずべき黒歴史に至るまで広大なインターネットの海に晒され、ディッキーズを履いたライブキッズたちによって脳天を9mm Parabellum Bulletでブチ抜かれるのは時間の問題だろう。
今もまだ恐怖のあまり震えた手でタイピングしている僕だが、誰も言わないのなら僕が言ってやる、それでもし命を失うことになろうとも・・・
「ONE OK ROCKってTaka以外要らなくないですか?」
待ってくれ。
話せば分かる。
まずは話を聞いてくれ。
まずはONE OK ROCKというバンドの紹介から
ONE OK ROCKとは言わずと知れた日本が誇るモンスターバンド、通称「ワンオク」
老若男女赤ん坊から棺桶まで幅広い世代に愛されており、若者の間では、小学生にとっての妖怪ウォッチ、十代女子にとってのタピオカミルクティー、男どもにとっての明日花キララのような人気っぷりである。
ワンオクのジャンルを"エモ"とすると明日花キララのジャンルは"エロ"、ワンオクが時代に合わせて音楽性をアップデートしてきたのに対して明日花キララも顔面をアップデートしてきた。ここまで来ればワンオクはもうほとんど明日花キララみたいなもんだろう。
そんな明日花キララの初期の楽曲がこちら
若い。
荒削りだが、若者らしい実直な反骨精神を歌った曲で、バンド特有のガチャガチャ感がある。
インディーズバンドが好きなんてやつは大抵この手作り感、素人感が好きなんじゃないだろうか。
インディーズ時代とメジャーデビューアルバムの『ゼイタクビョウ』の楽曲はオルタナティブロックの風を感じる。実際Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」をカバーしてるし、多少なりとも影響を受けているのだろう。
This is my own judgment!!
2010年にリリースされた4thアルバム『Nicheシンドローム』から、ライブでも定番のナンバー、「完全感覚Dreamer」
この曲はメンバー脱退などによる活動休止後、再開する際にリリースされたシングルであり、「ONE OK ROCK」の名を世に知らしめた曲である。この曲のリリースを皮切りにワンオクは一躍邦楽ロック界のスターダムにのし上がったのだった。
ラウドでありながら疾走感溢れるエモやメタル、ロックの要素を詰め込んだサウンドと英語と日本語を絶妙に使い分けた歌詞は活動再開後初のリリースとしては十分すぎるほど衝撃的であった。
ワンオクの“海外進出”
MVの力の入り方が違う。音楽で飯食ってきたおっさん達が真剣に金かけて作ったMVだ、かっこよくないわけがない。
この頃にはワンオクの知名度は国内アーティストでもトップクラス。
これは個人的な偏見だが、因数分解できる人間よりもワンオクを知っている人間の方が多いだろう。もっと勉強しろよ日本人。
しかし、「昔の方が良かった」というファンの声が少しずつ大きくなり始めたのもこの時期である。「いやー、昔は好きだったんだけどなあ。最近の明日花キララはなんか興奮しないんだよね笑」うるせぇ。だからお前はいつまでも童貞なんだよ。明日花キララもこの業界入って何年だと思ってんだ、いつまでも素人ものやってられねえんだよ。
バンドというものは「上を目指している彼らを応援したい」というところも魅力のひとつであって、上昇している感覚に惹かれるファンも少なからずいる。バンド界隈というのはとても狭い市場で、消費者たちも新しいもの好きが多い。いつまでも同じ音楽をやっていては飽きられてしまう。そのため、バンドが上に行くためには"変化"が必要になってくる。
既に国内で名実ともに最強のロックバンドであったワンオクは変化を求めた結果、‟海外進出”という結論に至った。ワンオクは結成当初から海外志向が非常に強く、ニューヨーク行きの飛行機のチケットを買って何のあてもなく楽器だけ持って行こうとして断念、というエピソードもあるほど。
ワンオクがこれから日本だけでなく海外に向かって活動していくためには、今までのポストハードコア、ハードなポップパンク、一言でいうなればエモというアメリカでは10年前に流行った‟古い”音楽を捨てる必要があった。
こうしてワンオクはロックの力が弱まってきているアメリカの音楽情勢に順応すべく、バンドっぽさを削ぎ落としたポップでキャッチーなサウンドに変化していく。
8thアルバム『Ambitions』より「I Was King」
「I Was King」って なんだよ。HUNTER×HUNTERのメルエムか、お前は。
アメリカでレコーディングしたせいか、歌詞もサウンドもスケール感が高カロリー。
RADWIMPSの「マニフェスト」という曲の歌詞に『僕が総理大臣になったら…』というフレーズがあるが、そんなの目じゃない。現代の日本国にない国王という概念を出してくる型破りな発想、頭が自由の女神。
最新アルバム『Eye of the Storm』
初めてこの曲を聴いたときは本当に驚いた。
「Change」は最新アルバム『Eye of The Storm』で最初にリリースされた曲であるが、その曲名通りかつて彼らが鳴らしていたギターロックサウンドから脱却し、驚異的な変貌を遂げた。
最新アルバム『Eye of The Storm』はアルバムを通してすべての曲が、エレキギターの音はほとんど聴こえず、ドラムも打ち込みのビートとシンセベースで構築されており、ロックバンドの音とは到底思えない。
ファンからの最新アルバムの評価も
- 「とにかく耳に残らない」
- 「さよならONE OK ROCK」
- 「これじゃONE OK POPだ」
とこれまでにないほど酷評が目立った。
曲自体はシンプルで要らない音を削ぎ落として洗礼された非常に高いレベルの曲ばかりで、Takaの圧倒的な歌唱力は本当の意味で“世界基準”と言っていいだろう。
でもこれもうTakaのソロアルバムじゃないか。
Taka以外要らないじゃないか。
たしかにロックバンドという前提抜きにすれば過去最高傑作のアルバムではある。
けど、それじゃもうわざわざONE OK ROCKを聴く必要なくないか?
音楽なんてこの世界に星の数ほどあるけれど、その中で僕たちファンたちは「ワンオクの色」に惹かれて好きになったわけで。
ワンオクらしさのないワンオクはもう、ただのTakaが歌っているだけの音楽でしかない。
これからのONE OK ROCKが世界で売れるために路線を変えることは大いに構わないし、むしろ応援したいが、Takaだけのバンドになってしまうのは悲しいし、他のメンバーが不憫でならない。
ワンオクのやりたいことや最終目標は本人たちにしか分からないことであるが、彼らがこれまで追い続けていたものは本当にこの先にあるのだろうか。
僕は“いい”と思ってもいないものを、自分の気持ちを押し殺して“いい”ということがパクチーの次に嫌いなので、最後は批判ばかりになってしまったが、みなさんは最近のワンオクをどう思うでしょうか。
僕は、好きではない。