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欅坂46のこれまでと平手友梨奈という天才の存在【サイマジョ~二人セゾン編】

平手友梨奈は天才だ

アイドルとしてというよりも、表現者・アーティストとしての才能、カリスマ性は完全に天才のそれと言っていいだろう。

 

 

欅坂46は2015年に乃木坂46姉妹グループとして誕生した女性アイドルグループである。

 清楚でおしとやかなお姉さんというイメージの乃木坂46に対して、クールでシリアスという今までになかった新しいアイドル像をコンセプトとして売り出された欅坂46

 若者を中心に絶大な人気を誇る国民的アイドルグループであり、特にアーティストからの評価が高いことで有名である。

彼女たちは「笑わないアイドルグループ」としてメディアなどで紹介されることが多い。

「笑わないアイドル」という常識外れの概念。そんなの美容院に行くハゲ、お触り禁止のデリヘル嬢みたいもんである。何しに来たんだお前。

 

 

サイレントマジョリティ


彼女らのデビューシングル「サイレントマジョリティー」は直訳すると「沈黙の多数派」
軍服のような衣装を着た少女たちによる統率の取れたダンスと、社会に感じる葛藤や叫びを訴えたメッセージ性の強い歌詞を、無表情でクールに表現している。

 

 

同シングルは2016年4月6日にリリースされ、女性アーティストにおけるデビューシングルの初週売上の史上最高記録を更新した。2020年6月時点のYoutubeでのMVの総再生回数は1.4億回。

華々しいデビューを飾った欅坂46

 

当時、センターの平手友梨奈はなんと14歳。松本伊代センチメンタル・ジャーニーですらまだ16、尾崎豊が盗んだバイクで走り出したのが15。若すぎる。

 

 

 世界には愛しかない

 

疾走感あふれるメロディーに乗せて語り口調で歌う姿が印象的な2ndシングル「世界には愛しかない」

1stとはうってかわってアイドルらしいかわいさを押し出した楽曲であるが、エモーショナルでありながらノスタルジックなこの時期の欅らしい空気感が感じられる。

 

 

このシングルのMVの冒頭でセンターの平手友梨奈が叫ぶシーンがあるが、これはアドリブの演技だという。

「ここ叫んでみたらなんかエモくね?笑」ってか?あんたやっぱおかしいよ(誉め言葉)

 

 

二人セゾン

 

”セゾン”はフランス語で「季節」の意味。

流れる季節のように「君」と出逢い、別れた、「僕」の終わってしまった恋が描かれている。

ピアノが美しさを、ストリングスが壮大さを強調させた3rdシングル「二人セゾン」であるが、触れてしまえば儚く散ってしまいそうな、そんな彼女たちの「危うさ」が最も表れているのがこの楽曲ではないだろうか。

 

 

MVの終盤にセンターの平手が橋を渡るシーンがあるが、MVの監督に「これが君の青春の橋だから。渡り切ったら青春終了なんだよ。」と言われてから撮影に臨んだという。

平手は叫びながら橋を渡り切り、その先の未来を見つめる。

 

 

バレエ風のダンスが特徴的なMVだが、欅をダンスグループとして売り出すようになったのはこのシングルからではないだろうか。

 

 

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感想(14件)

 

 サイマジョ~二人セゾン

 

欅坂特有の「儚さ」は彼女たちが子供でもなく大人でもない”不安定”な立場の年齢であることや、元はただの少女であった彼女たちはまだアイドルとして”未完成”であるというところから来ているのかもしれない。

 

1st~3rdまでの欅坂46は新しいアイドル像

破竹の勢いでアイドル街道を駆け抜けた

 

しかし、

順調に回っていたはずの歯車から

不協和音が鳴り始める

 

次回は【不協和音】から

 

それでは、また